中国がプロパガンダや偽情報を流布「国内外で影響力工作に尽力」…防衛研レポート

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 防衛省の防衛研究所は25日、中国の軍事情勢などに関する報告書「中国安全保障レポート2023」を発表した。中国が人間の「認知領域」を掌握しようと、プロパガンダや偽情報の流布などを通じた影響力工作を強化していると分析した。

中国の習近平国家主席
中国の習近平国家主席

 中国軍について、世論工作などを通じて相手を揺さぶる「三戦」(世論戦、心理戦、法律戦)を重視しているとし、宣伝活動やSNSへの投稿などで情報戦を実施していると指摘した。その上で、「国内外で影響力工作に尽力している」と結論づけた。

 台湾に対しては、親中派の芸能人なども利用して台湾人に働きかける「認知戦」を展開しているとし、「大きな脅威となっている」と警鐘を鳴らした。

 また、中国軍の指揮命令系統に海警局と海上民兵を統合して連携強化を図り、日本が武力攻撃とは判断できない「グレーゾーン事態」での作戦能力を向上させているとの見方を示した。

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3559274 0 国際 2022/11/25 23:56:00 2022/11/26 00:25:32 2022/11/26 00:25:32 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/11/20221125-OYT1I50154-T.jpg?type=thumbnail

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